今回の「木のバラード at CapiO いのちを見つめて」の最初の種は、2007年9月にあった、現代アート作家エリザベス・ロブレスの個展「木のバラード」(つくば美術館)から始まりました。彼女のダイナミックな空間の使い方と木彫の作品に感銘を受けた人は少なくないようでしょう。
個展では、製作過程の彼女のドキュメンタリー写真を撮る川上慶子の写真作品も展示されていました。
美術館のエントランスから入ってゆく通路の両サイドに、エリザベスの製作過程の写真が並べられ、彼女の作品が生み出されるまでの葛藤や木との格闘、苦悩や新しい発見、喜びの表情などがドラマチックに見る人を引き込みます。そして、突き当たりは、美術館の壁を全て取り払った大きな空間に、存在感のある木彫が吊るされたり、壁一面にかけられていたり・・・神聖な空間へと迷い込んだ気分にさせます。
そんな中で、エリザベスにお祝いを、と即興ダンスが踊られました。「木のシンフォニー」という叩いたり、はじいたりすると音のでる楽器のような彫刻をエリザベスが演奏し、唐沢が踊ります。その場の雰囲気と空気と、その場にいる方々と、音と、全てがその場でできる空間と時間。最後はエリザベスもやむなく踊りに誘われて、空へ飛ぶように走りました。踊りました。
それが、今回の「木のバラード」のはじまりでした。写真と彫刻とダンス、そして・・・・。いろいろな可能性に向けて、「木のバラード」の種が芽吹いたのです。
「木のバラード」つくば美術館
↓
つくばApos
2008年2月11日月曜日
8日の木のバラード無事終了!
8日の「木のバラード」が無事に終わりました。異分野のアーティストがコラボレーションということで、本番当日までどうなるか分かりませんでしたが、サポートして下さった多くの方々、スタッフ、そして参加してくれた41名の子どもたちと保護者の皆さんに支えられて、公演を迎える事ができました。
賛否両論あり、何も問題がなかったわけではありません。けれど、一つひとつ問題を乗り越えて、22日まで諦めないでよい会になるよう、関係者一同意気込んでおります。
特に、子どもたちの自然に踊る姿や、お父さん、お母さん方が一緒に舞台にあがって踊ってくださり、きらきらと輝いていたのが印象的でした。観に来て下さった皆様、陰で支えてくれたスタッフや、出版関係社の皆様、キャストの皆、子どもたちと保護者の皆様に感謝申し上げます。
22日も新たな「木のバラード」になるよう精進してまいりますので、8日に見えた方も、そうでない方も、是非ご来場下さいますようお願い申し上げます。
舞台袖で頭を抱える舞台監督。
賛否両論あり、何も問題がなかったわけではありません。けれど、一つひとつ問題を乗り越えて、22日まで諦めないでよい会になるよう、関係者一同意気込んでおります。
特に、子どもたちの自然に踊る姿や、お父さん、お母さん方が一緒に舞台にあがって踊ってくださり、きらきらと輝いていたのが印象的でした。観に来て下さった皆様、陰で支えてくれたスタッフや、出版関係社の皆様、キャストの皆、子どもたちと保護者の皆様に感謝申し上げます。
22日も新たな「木のバラード」になるよう精進してまいりますので、8日に見えた方も、そうでない方も、是非ご来場下さいますようお願い申し上げます。
舞台袖で頭を抱える舞台監督。
2008年2月4日月曜日
2007年12月23日日曜日
第一回目の子どもワークショップ
今日は、先週の説明会に続いて、第一回目の子どもたちの身体表現(ダンス)のワークショップとスタッフミーティングが開かれました。参加してくれた子どもたちは26名。小学校1-3年生が対象ですが、彼らの妹や弟も参加して、4歳の子どもも数名いました。
まずは、「木のバラード 〜いのちを見つめて〜」のお話から。
エリザベス・ロブレス(現代アート)の鉛筆画の脚本をもとに、35名の市民の方にアンケートを行ってシナリオのダイアローグを集めました。今日は、エリザベスの描いた絵を見ながら、小さな葉が木の枝から世界に芽吹き、さまざまな困難を乗り越えながらも、いのちの大切さや、他人を思いやる気持ち、優しさ、決断することを学んでいくお話をしました。
子どもたちのロールは、小さな葉の友達になる「蟻」や「蝶」、「青虫」にさらに小さい「小さな葉っぱ」です。
ちょっと音楽をかけてウォーミングアップ♪ 首や肩を回して、ギューッと身体を伸ばしたり、縮んだり、お母様方も椅子に座りながらも一緒に参加してくれました。しばし動いて身体もあったまり、本日のテーマに入ります。今日は、それぞれの役柄を皆で体験してみます。
まず、「小さい葉っぱ」をやってみよう。枝の中。まだ何もない。暖かいような冷たいような。真っ暗闇の枝の中。
そこに、下からぐぐぐっ・・・・と押し出されるような。あれ?何か変だぞ。でも上も硬い木の皮があるので、押しつぶされそう。むぎゅっ。むぎゅぎゅぎゅ〜〜〜〜。子どもたちは、小さく床に丸くなって、そこから、少しずつ身体を大きくしてゆきます。
「ポコッ」あ、頭が外に出ました!子どもたちが頭を上に出します。外は眩しいくらい明るい世界。今までの真っ暗闇の枝の中とは大違い。そこから、少しずつ少しずつ葉っぱが葉をひらきはじめます。
・・・・とこんな感じで、小さな葉が枝から出て芽吹くシーン、風にゆられる葉っぱ、雨に打ち付けられる葉っぱ、太陽に晒されしなびてしまう葉っぱなどを身体で表現してみました。
その他、青虫になって床を這い回り・・・お母さんのところまで這っていき、さなぎのポーズ。背中からきれいな羽が生えて蝶になりました。蝶は好きなところまで飛んで行き、好きなところにとまって蜜を吸います。最後に、蟻になった子どもたち。会議室の机が並んだその下を蟻の巣にしました。そこから、会議室の反対側までお菓子や果物や、おいしい食べ物を取りに行くワークです。好きな食べ物は?という質問に「モンブラン!」と意外に渋い好みに皆大笑い。みんなは蟻になりきって、せっせと食べ物を運んで巣に戻っていきました。
小さな葉っぱに、青虫、蝶、蟻と、それぞれのロールを体験して、今日は子どもたちが「自分で」どの役をやりたいか、自己申請してもらいました。最後に二人組で音楽に合わせて元気に踊って、おしまい♪
はじめて会った子どもたちでも、多くの子どもたちが、すぐ元気に踊ってくれ、新しいお友達ができた子もいました。ちょっと年齢の大きい子で、「自由な表現」に戸惑う子ももちろんいました。それはそれで全然良いです。当然です。年齢にあった表現があるので、彼らにはまた違った表現方法が合うと思います。今回は少しでも参加してくれて、本番の舞台を観てもらえれば、「ああ、こういうものもあるんだな」と体験として彼らの中に残ること、それが大切だと感じました。
初めてのワークショップで、準備もギリギリになってしまい、緊張の2時間でした。が、ボランティアスタッフのママスタッフが短時間での説明にもかかわらず、テキパキと受付のお仕事等してくださって、スムーズにワークショップを終える事ができました。心から感謝します。ありがとうございました。
まずは、「木のバラード 〜いのちを見つめて〜」のお話から。
エリザベス・ロブレス(現代アート)の鉛筆画の脚本をもとに、35名の市民の方にアンケートを行ってシナリオのダイアローグを集めました。今日は、エリザベスの描いた絵を見ながら、小さな葉が木の枝から世界に芽吹き、さまざまな困難を乗り越えながらも、いのちの大切さや、他人を思いやる気持ち、優しさ、決断することを学んでいくお話をしました。
子どもたちのロールは、小さな葉の友達になる「蟻」や「蝶」、「青虫」にさらに小さい「小さな葉っぱ」です。
ちょっと音楽をかけてウォーミングアップ♪ 首や肩を回して、ギューッと身体を伸ばしたり、縮んだり、お母様方も椅子に座りながらも一緒に参加してくれました。しばし動いて身体もあったまり、本日のテーマに入ります。今日は、それぞれの役柄を皆で体験してみます。
まず、「小さい葉っぱ」をやってみよう。枝の中。まだ何もない。暖かいような冷たいような。真っ暗闇の枝の中。
そこに、下からぐぐぐっ・・・・と押し出されるような。あれ?何か変だぞ。でも上も硬い木の皮があるので、押しつぶされそう。むぎゅっ。むぎゅぎゅぎゅ〜〜〜〜。子どもたちは、小さく床に丸くなって、そこから、少しずつ身体を大きくしてゆきます。
「ポコッ」あ、頭が外に出ました!子どもたちが頭を上に出します。外は眩しいくらい明るい世界。今までの真っ暗闇の枝の中とは大違い。そこから、少しずつ少しずつ葉っぱが葉をひらきはじめます。
・・・・とこんな感じで、小さな葉が枝から出て芽吹くシーン、風にゆられる葉っぱ、雨に打ち付けられる葉っぱ、太陽に晒されしなびてしまう葉っぱなどを身体で表現してみました。
その他、青虫になって床を這い回り・・・お母さんのところまで這っていき、さなぎのポーズ。背中からきれいな羽が生えて蝶になりました。蝶は好きなところまで飛んで行き、好きなところにとまって蜜を吸います。最後に、蟻になった子どもたち。会議室の机が並んだその下を蟻の巣にしました。そこから、会議室の反対側までお菓子や果物や、おいしい食べ物を取りに行くワークです。好きな食べ物は?という質問に「モンブラン!」と意外に渋い好みに皆大笑い。みんなは蟻になりきって、せっせと食べ物を運んで巣に戻っていきました。
小さな葉っぱに、青虫、蝶、蟻と、それぞれのロールを体験して、今日は子どもたちが「自分で」どの役をやりたいか、自己申請してもらいました。最後に二人組で音楽に合わせて元気に踊って、おしまい♪
はじめて会った子どもたちでも、多くの子どもたちが、すぐ元気に踊ってくれ、新しいお友達ができた子もいました。ちょっと年齢の大きい子で、「自由な表現」に戸惑う子ももちろんいました。それはそれで全然良いです。当然です。年齢にあった表現があるので、彼らにはまた違った表現方法が合うと思います。今回は少しでも参加してくれて、本番の舞台を観てもらえれば、「ああ、こういうものもあるんだな」と体験として彼らの中に残ること、それが大切だと感じました。
初めてのワークショップで、準備もギリギリになってしまい、緊張の2時間でした。が、ボランティアスタッフのママスタッフが短時間での説明にもかかわらず、テキパキと受付のお仕事等してくださって、スムーズにワークショップを終える事ができました。心から感謝します。ありがとうございました。
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